2015/05/17 23:54

寒中お見舞い申し上げます。

毎日、寒い日が続いていますが、みなさま如何お過ごしでしょうか。
こちら福井は、年末年始も雪。クリスマスが終わった途端に風邪をひいてしまいました。微熱の続く微妙な体調の中、新年を迎えてしまいましたが、相変わらず、食欲だけは旺盛で、7日の七草粥の日までは、お雑煮や焼き餅にぜんざいと毎日、お餅ばかり食べて過ごしてました。

我が家は、七草粥を大根の葉だとか、いわゆる残り物の野菜を使ったお粥を食べます。昨年、レシピ考案の為に多めに買っておいた紫イモ、安くなっていた京人参等を使った今年のお粥は、お米の白に、菜っ葉の緑、人参のオレンジ色、紫いものパープルが、それはそれは目にも鮮やかなお粥が楽しめました。その後、変わらず、エビ餅や豆餅に草餅と続いているので、よっぽどの餅好きなんだなと改めて感じてしまいました。

連休には、サントル(C.F.A)時代の懐かしい友人と京都で待ち合わせ、冬の京都を満喫してきました。以前から気になっていた『じき 宮ざわ』でも美味しいお雑煮が堪能できましたよ。ご主人が同年代という事で、その仕事ぶりを見たい。そんな想いもあり、こちらのお店を選んだわけですが、想像していた以上の感動もあり、とても貴重な体験が出来た事を嬉しく思っています。宮ざわさんの名物料理である『焼き胡麻豆腐』にスプーンを入れ、口に含んだ瞬間、その感動は生まれました。
初めて、フォンダン・ショコラを食べた時のあの感動の瞬間が甦り、一口、一口をとても丁寧に口に運んでいました。
厳選されたお塩と蜂蜜のみの味付けと葛の絶妙な割合が、胡麻の風味を余す事なく堪能できた一品でした。この久々の感動は、新たな1年のスタートに良い刺激をもたらしてくれました。

和は、素材の持ち味を生かすもの。
洋は、素材の変化を愉しむもの。

Amelie Tautouのお菓子もそういった両方の気持ちが詰まったお菓子で在りたい。そう思います。
今年のバレンタインも愉しみにしていてくださいね♪

今回の京都旅、初日には、京都での初雪が拝めました。小田原の友人も初の雪という事で、とても喜んでおり、また重ねて嬉しい展示にも遭遇できました。

ちょうど、京都の初雪の日から始まった唐長 両替町の『雪』展。文様のどれもが素晴らしい上に、サロンに生けてある辛夷(こぶし)等の枝ものにも深い感銘を受けました。
その上、とても美しく輝く雪のカードまで頂き、何とも至福な時をゆるりと過ごせたのでした。

滅多に通らないと言われている烏丸通りで、ヤサカの四つ葉タクシーを見掛けたり、金閣寺では、屋根全体が雪に覆われている姿では無く、綺麗に半分だけ(裏側)雪が積もっているというお姿にも遭遇する事も出来ました。出合える時は出合えるものなんですね。おみくじは末吉でしたが(笑)

睦月も半ばにさしかかり、改めて2008年を振り返ると、春には初めてのお菓子展。好評を得て夏にも開催。フランスの鋳物琺瑯のお鍋シャスールHPでのコラム&レシピ提供、並びに某百貨店のレシピ考案のお仕事。と、色んな『初めて』を経験した1年でありました。
こうして愉しく、お菓子作りが出来るのもみなさまあっての事だなとしみじみと感じています。

2009年は、またプラスαなAmelie Tautouで挑んでいきたいと思っております。
今年もヨロシクお願いします!

 唐長『雪』展  きらら 睦月@唐長のお便り

L)唐長『雪』展。
24日まで開催。お近くにお住まいの方、もしくはご旅行に行かれる方は、是非ともお立ち寄りになってみてくださいね。

R)唐長のお便り『きらら』と頂いた『雪』のカード。
今月の文様は石竹(せきちく)。和名は『唐撫子』で、赤やピンクのかわいらしい花です。控えめながらも凛とした佇まいが、日本古来の素晴らしい女性、大和撫子の象徴ですね。これもまた、好きな花のひとつです。アメリ・カラーがまた嬉しいところ♪

冬の京都アルバム
New Year 2009*アルバム