2015/05/18 01:38

魯山人寓居跡 いろは草庵

今日は八十八夜の日。

朝早くに収穫された新茶たちが丁寧に梱包され、いろんなお茶屋さんに並び始めますね。

寒い冬の間、冷たい風にさらされ、雪降る日も辛抱強く耐え、暖かい春の到来をひたすら
待ち焦がれていたお茶の木たち。

この八十八夜に摘まれたお茶を飲むと長生きできると言われています。
冬の間に蓄えられた力強い生命力をいただく訳ですから納得ですよね。

写真は、お隣、石川県山代に佇む『魯山人寓居跡 いろは草庵』にて。
この日は、お茶と金平糖を頂きました。須田青華の器は個人的に好きで少しづつ揃えていきたいと思っている茶器のひとつです。

今はお菓子創りを終え一服のお茶で寛いでいるのですが、このお茶の時間というものは
本当に心地良いものですね。こういった習慣を生んでくれた先人に心より感謝。

昨日、訪れた芳春寺では八重桜の花びらが草花の上や地面に舞い降り
その淡い姿を散って尚、観るものの心を魅了していました。

以前、京都・堺町の和久傳に訪れた際、オーダーしたお茶を頂く前にこの桜茶が先に運ばれてきました。

@堺町和久傳

おもてなしの心とは、こういったことなんだなと感じたひととき。

一緒にお茶を楽しんだスペイン在住の友人は、桜の花に似た花を咲かせるアーモンドの木を
スペインで楽しんでいると話していました。

新緑の季節到来ですが、まだ暫くは桜の余韻を楽しみたいと思う乙女心。。。

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